ドラマや映画などでときどき扱われる、
『死ぬまでにやりたい事リスト』
おおむね年配の方か、死期がせまった方々が、
「やっておけばよかった」
と後悔しないために書き留めるもの。割と実現しやすいものが多いようです。
切羽詰まらないと行動を起こせない人は多いのです。
このテーマはだいぶまえの相棒(season15 第3話)や最近ときどき観ていたセクシー田中さんでも扱っています。
相棒では死期の迫った谷中(演/石井正則)がホストクラブでシャンペンタワー、背中に刺青、ヤクザの事務所で拳銃購入、とムリ目な願いを実現しています。
先日、一般公開された伊藤健太郎さん主演の短編映画 ❝ 君の靴で歩けば~SideA ❞ でも謎の男 Joe(76)が持ち歩く手帳に WISH LIST が書かれていました。
短編映画と言うジャンルは前から知っていたのですが、
妙に芸術性にこだわる。
映画オタクの新人の登竜門。
難解。
等の偏見を持っていました(失礼な)
健太郎さんの映画を観て考えが変わりました。
「君の靴で歩けば〜SideA」ショートショートオンラインシアターにて期間限定配信です!【あらすじ】蒼(25)が公園のベンチに座わっていると、“スッ”とグータッチで挨拶してくる謎の男(76)。蒼は無言で席を譲りそそくさと離れようとした時、『これから… https://t.co/QAxBSchSs5
— 伊藤健太郎 (@kentaro_account) December 27, 2023
Joeさん(演/本田博太郎)持ち物すべてにJoeの記名。やりたいことリストではなくWISH LIST。息子の所に行く。それは遠いところ。から想像すると息子さんは英語圏の外国にいる?息子さんのパートナーは外国人なのでしょうか(わたし想像)
短編映画(19分)なので多くは語られず観る人の想像にゆだねられます。
メモに書いてある言葉。
【 WISH LIST】
・3ポイントシュート
・スケボー
・グラフィティ(シャッターに落書きするやつをグラフィティと呼ぶあたり)
Joeさん、ずいぶん若い人(ヤンチャ系)のするようなことがしたい様です。
いきなりグータッチを求めてきたりします。
ずっと、ガッチガチの真面目人間だったんですかね。
生きているうちにやりたい事。
まだ、ボケたり、歩けなくなる前に。
わたしくらいの年齢になると、切実です。
映画の最後のシーンにうつむき加減の蒼(演/伊藤健太郎)
彼のインスタでこのショットを見たような気が(勘違いかも)私生活ではなく映画のワンシーンだったようです。あまり観ない彼の後ろ姿です。
前に回ると、俯いていたのではなく靴を見ていたことがわかります。
Joeとの思い出の靴です。ペンキが付いています。
これは映画ですが、前から持っていたのです。
伊藤健太郎は俯かない男、という印象を。