日本橋高島屋で開かれていた「大黄金展」
何とそこで展示されていた純金製の茶碗が盗まれたと、TVのニュースで聞きました。TVなのに聞いたとはこれいかに。
観てはいなかったんですね。
音だけで聞くと大泥棒に有名作家作の金茶碗盗まれました、風に聞こえました。
え、リアル怪盗キッド?
聞き捨てなりません。
その後のニュースによると、犯人の男は防犯カメラにも盗難のシーンが映っており、その後鉄道系カードを使って電車で逃走したことまで分かってしまいます。
盗むとこ、撮られるな。
ハンググライダーで逃げなさいよ。
その後、
あちこちの防犯カメラに姿が映っている(着替えていない)
電車乗るのに鉄道系カード使って身元がすぐばれる。
盗品を売った買取店でマイナンバーカードを提示している。
捕まる気マンマンではないですか。
「盗れそうだから、盗った」
「あのお茶碗でお茶が飲んでみたかった」
と、YouTuberみたいな軽いことを言っています(偏見)
犯人のお父さんまでインタビューを受けていて(最近こういうの多いですね)
「簡単に盗めそうな展示はやめてくれ」と責任転嫁。
まあ、これはお父さんではなく、インタビューに行った人が悪いですが。
芸術作品としての値段は1040万円。
金工作家、石川光一氏の作品です。
その時の金の市場価格だけでも477万円
黄金の茶碗の行方はといいますと、
当日に古物買取店に180万円で売却。
その古物商が別の買取店に当日480万円で転売。
海外に渡り溶かされたりせずに、ここで発見されて良かったですね。
しかし、気になるのはその後です。
お茶碗、たとえ自分のものということが証明されても、
転売先の古物商にお金を払わないと帰って来ないのか。最低でも480万円+消費税。
180万円で買い取り、480万円で即日転売した買取店は儲けた差額ぶんは利益になってしまうのか。
180万円を手にした犯人は逮捕時には130万円しか手元になかったといいます。
たぶんその50万円は返って来ないでしょう。
そして税務署は盗品に消費税をかけられるのか。
そもそもお金を盗まれて犯人が捕まっても、お金って全額返ってくるのでしょうか。
気になることが山積みです。
とりあえず、あのお茶碗でお茶を飲ませてください。
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