結婚してから散々わたしを見ているはずの夫にこう言われました。
「大きくなったら子供たちの相手を探してきてね( 俺はやらんけど )」
まぁー、勝手ねー。
子供に自分の人生観を押し付けるのはちょっと…
それでなくても、親というのは知らず知らずのうちに何らかの価値観を押し付けているのです。
わたしだって今の時代なら結婚していなかったかも知れません。
好きな人と一緒になりたい、いや思い出でいい。
昔だって、それほど結婚したくなかった人なら大勢いました。そんな人達も何となく結婚しなくてはいけない雰囲気だったから結婚したのです。
何で結婚しないの、と言われるのがイヤで結婚する。
子供がいないと淋しいでしょう、と言われたくなくて出産する。
1人じゃ淋しいでしょう、と言われたくないので2人3人生む。
そんな人たちは今ならどうしていたでしょうか。
政府は急激な出生率減少にあせっているようです。
いや、他人事じゃないですよ。
日本の少子化が止まらない。厚生労働省が発表した人口動態統計(概数)によると、2022年に生まれた赤ちゃんの数は前年より約4万人少ない79万9728人で、1899年の統計開始以来、初めて80万人を割り込む過去最低の数字となった。またBIGLOBEが18~25歳の未婚男女500人に実施した「子育てに関するZ世代の意識調査」では、Z世代の若者のおよそ5割が「将来的に子どもはほしくない」と回答。少子化問題の根深さを感じる結果となった。 引用元 / ダイヤモンド・オンライン
草食系国民をその気にさせるのは自由を重んじる現代では難しいのかもしれません。
仲間が増えれば、さらに安心して独身でいるでしょう。
じつはウチの息子も独身です。モテないわけでもないのはバレンタインに貰ってくるチョコの数でも分かりますが、クリスマスも正月も親と過ごして何ともないようです。
性格はあのドラマ、❝結婚できない男❞の桑野氏(演/阿部寛)ソックリです。
阿部寛 (出演), 夏川結衣 (出演) 形式: Blu-ray
販売元/Amazon.co.jp
偏屈ものの独身男、桑野氏はお部屋は完璧に綺麗ですし、1人焼肉、1人流しそうめんなど、1人でも何ら問題なくこなしています。
独身のわびしさを感じさせないのがこのドラマの特徴。
同じく独身ハイスペック美人女医みやび(演/中谷美紀)を主役にした、
❝ 私結婚できないんじゃなくてしないんです ❞ も
何やかんや言って、1人がそんなに侘しそうには見えません。
こういう人たち、別に結婚しなくてもそれなりに幸福なんだろうな、と思わせます。
結婚=幸せでもありません。
結婚していてもいずれは1人になるのです。(配偶者と同居のまま突然死は別)
そうなると結婚の意味があまり感じられません。
結婚に向いてない人は結婚すべきじゃないね。とは思います。
が、このままでは日本が滅亡します。
結婚=出生みたいに言ってる時点でわたしも凝り固まっていますけれども。
お子さんいないご家庭もありますからね。
理想の家族は野原(クレヨンしんちゃん)一家。
取りあえず、補助金よりなにより結婚も子育ても楽しい、と思ってもらうことから初めてください(ACジャパンではなく)息子、独身ですが。
ベビーカーや子供の騒ぐ声に不寛容な方たち、子供の声が世界からまったく聞こえなくなって、それでも、ああ静かになった、と言えるでしょうか。
わたしも、子育て世代には優しくしたいと思います。