暑すぎて夏休みに聞こえて来るはずの子供の声が聞こえません。
太陽はいっぱいだし、セミはあいかわらずうるさいです。
どうしているのか。窓からそっと覗いてみました。
この時点でちょっと気持ち悪いですね。
凄く静かに、プールに浸かっていました。いることは居るのね。叫ばないのね。
近所には小学生以下のお子さんのいるご家庭が何軒かあるのですが、クーラーの部屋でゲームでもしているのでしょうか。
バーベキューせえ。花火せえ。
毎夜、ザバー、ザバーと言う謎の音が聞こえます。
妖怪ザバーはどこから?
今日、昼間にやっと分かりました。今どきのビニールプールは昔と違って大きいです。
お父さん、今日はお仕事休みだったんでしょう。昼過ぎにプールの水を手桶で外に空けています。プールが大きすぎてひっくり返せないのです。
もったいないから植物でも育てればいい、と思うのは子育て中ではない証拠。
真夏の炎天下で子供と水遊びして体力が残っているかどうか。
わたしの子育て中はプールの後は昼寝したかなあ(当時、小説を書いてお金はもらっていたが夏休み期間はあまり書いていなかった)
そうすると、一旦冷えた体は謎のポカポカに包まれます。
しかし、すぐにお昼寝から目覚めて元気いっぱいの子供たちが、
アイスキャンディーくれ、攻撃をして来ます。
娘や息子の友人なども、しばしばやってきますので、一束10本入りの通称ポッキン(正式名称チューペット、現在一袋8本入り)と呼ばれる一番お安いキャンディーのさらにもっと安い偽物を凍らせたアイスキャンディーの1本を半分に割ったものを配布。
ドラえもんではスネ夫くんのお家に行くとケーキを出してくれるようですが、信じられないケチ臭さです。
それを(わたしも)チューチュー吸ってから夕方の公園に連れて行き、セミ取りをします。
子供たちはわたしを放置して友人と遊んでいるので、何故か見た目セミ取り大好きおばさんになっています。
いや、帰るわけにもいかないのでセミ取っているんだろう。
公園にいつもいるので、わたしの顔を知っている、よその子が寄って来ます。
もちろん、セミを貰うためです。
いや、わたしのだから。
当時はまだ、午前中は子供向けアニメをやっていて子供たちはそれを観たりプールに入ったりしていました。わたし、結構子供たちとの夏休みが好きでした。
35、6年で夏が信じられないくらい暑くなり、子供の数も減り、子供番組も一気に減ってしまいました。
わたしが体験した子供たちとのゆるーい夏休み。
形態は変わってもまだありますよね?