少し前の話です。
実家のある商店街で火事があり、幼馴染の家が焼けてしまいました。
彼女どうしてるかな、と思い出さなかったり、全く思い出さなかったり。
実家の前でばったり彼女に会った時もすぐには気づきません。
近所のおばさんと話している女の人がわたしに声を掛けて来ました。
誰。(ヒドイ、でも心の中で思っただけ)
幼馴染でした。
わたしは人の顔を覚えるのが苦手です。
年月が経って原型とどめないほど変わってしまったら分かるわけない。(正当化)
2、3言会話を交わしたら。
ホント、会えて嬉しい嬉しい。を連発です。内容が全然ありません。
えええええー。
言葉に心がありません。
じゃあこれで。と言われたような気がしました。
仕方ないので、「じゃあこれで」 と言って別れましたが、
淋しい。
小学生の時いつも漫画雑誌貸してあげたよね。借りパクしょっちゅうされたけど、特に怒らなかったでしょう。(今頃か!)
もうちょっと近況を聞かせて欲しかったのに。わたしだって、好きなケダモノや夢中になってる漫画教えたよ。(言っておきますが60代の時の話です)
立ち入って聞かれたくなかったのかもしれません。
まあ、いいか。
わたしも、心のない受け答えをした経験は割とあるからです。
電車の時間が迫っているとき。立ち話するには暑すぎたり寒すぎたりするとき。
誰だか思い出せない時。
今見ているドラマ ❝ ブラッシュアップライフ ❞ で安藤サクラさんが、ちゃんとした受け答えと心ここにあらずの時の受け答えを上手に使い分けているからです。
心がないと見透かされる。
生き方を見直そうと思いました。