まだキャンプブームは続いているようですね。
子供のころは、テントにあこがれて、風呂敷やシーツでテントを作って遊んだりしていました。
ついでにインディアンの真似もしたり。インディアンのこと、よく知りませんが。
今は子供部屋の中に親御さんに立ててもらったテントを置いているおうちも。
自分でやらんのかい。
昔なら大金持ちのお子さんしかやって貰えないようなことを今は庶民価格で実現できるようです。
そういえば庭に置くビニールプールが、昔より、もの凄く大きくなっていてビックリしました。すべり台つきです。ホームセンターでお値段をみたら意外にお安くてさらにビックリ。
でも、そんなに何もかも揃えてあげなくても大丈夫です。それなりに工夫するのもまた子供なので。
TVでもよくキャンプが取り上げられるようになりました。
キャンプ場紹介やグッズ販売が目的かもしれませんが、買う気はないので気にはしません。
わたしもキャンプらしきものはやったことがあるのですがはるか昔のこと。
わたしが子供のころもキャンプブーム、あったんですよ。ボーイスカウトもどきの県民少年団に加入していました。
結局、加入者が多すぎて県民団所有のテントに入りきらず学校の体育館に寝泊まり。
学校の運動場で巨大キャンプファイヤー。風呂にも入らず、火のまわりで黙々とマイムマイムを踊る謎の集団。マントを着て、真ん中に立ち、
「我をあがめよ!」
と言ってやりたくなります。
夕食は大鍋で煮るカレー、朝は大鍋の味噌汁、昼はカンヅメ、が決まりでした。
他のものを食べたことがありません。指導のおじさんたちの料理のバリエーションがそれだけなのです。
そして、おじさんたちが作る(薪直火)ので手出しも出来ません。
おじさんたち、スコップで穴掘りから始めています。※昔のやり方です。
テントを立てるのもおじさん。野菜を切るのもおじさん。
子供たちは傍でふざけているだけ。
見るキャンです。
TVで家族連れがオシャレなバーベキューを、オシャレなバーベキューセットで焼いていたりするのを見ると、
「それ、大金持ちがやるやつ!(2回目)」と心の中で叫んでしまいます。
そして、就寝時には蚊の侵入を防ぐため、今では禁止されていると思われる強力殺虫剤を噴霧しまくります。
/ 山内屋商店 - 会津 (yamauchiya.info)
製造:タイガー産業
強力なので蚊には刺されません。
2人で1つのタオルケットで寝るため、朝になるとたいていわたしがタオルケットと場所を占領して大の字で寝ています。
あわてて、元のとおりに直して2度寝です。
各自、飯盒とお米は持ってきているため、その飯盒で(おじさんが)ごはんを炊くのですが、飯盒を掛ける場所によってぐちゃぐちゃだったり、底が焦げていたり。
ただ、それ以来歯ごたえのある固いご飯が好きになりました。
何にしろ、外で食べると美味しいのです。
TVで初心者が四苦八苦しながらキャンプ飯を作るのを見るのが好きです。
上級者(主にヒロシやバイキング西村)が何かスーパーでおかずを買ってきてちょい足しして旨いうまい(ひとり言)と食べるよりもずっと楽しさが伝わってきます。
馴れすぎると、狭い4畳半で中年男がインスタントラーメンやパック弁当を食べているのを見せられているような気持ちにさせられるのです。
ある番組で有吉弘行さんが、火起こしから始める初めてのソロキャンをやっていました。30分掛けてタープすら組み立てられず、焚き火はボウボウ。ご飯は黒焦げ、でも失敗を含め、そういうのを見た方が楽しいのです。
キャンプとは体験を楽しむもののようです。