シナリオ始めました

初めてシナリオ書きました。誰かに読んで貰いたいので、ブログで公開します

家売るわたしたち

 家を売るのにどんな方法があると思いますか。

 不動産屋にたのむ。

 まあ、そうですよね。でも、もう一つあるんです。それは、

 自分で売る。

 これ、わりとやる人いるんです。実家の父も隣の家は、隣家から直接買っていました。昔の家は二軒長屋形式と言いまして、ながーいお家を壁ひとつ(共有)で区切って住んでいた家も多く、隣が引っ越すのを機に家を買い取って大きくしているのをよく見ました。近所が空いたら、子供に近くに住んでもらおう、と言う理由で近所に家を探していた方も。中古を買ってやり、建て直しは子供自身でと言う考えです。

 かなりお買い得かもしれません。不動産屋を通さないため手数料がかかりません。

 売る方も二束三文で買い叩かれたりはしません。

 でもご近所のコミニュケーションが大事になってきます。

 以前住んでいた家も超中古の2軒長屋でした。義母の借家を、のほほんとタダで借りていたんです。義母が亡くなっても相続手続きをしただけでそのまま住みつづけていました。家はボロでしたけれど、ご近所との仲も良好でした。

 夫の定年退職を機に亡くなって空き家になっていた義母の家に引っ越すことにしました。まあ、そっちの方が大きいですが田舎です。

 わたしは町内会の世話役のバイトをしていた為、引っ越すということが町内じゅうに知れ渡っていました。いや、わたしが言いふらしたのでなく。

 世話役を辞めるにあたって色々町内会に手続きしている間に段々知られたのです。

 隣の家の持ち主のお婆さん(けっこう親しくさせて頂いていました)が直接交渉にいらして、即決しました。隣人が欲しがっているのによその人に売るほど意地悪ではありません。

 「ここ、売って欲しいんだけど」「たぶん大丈夫です」ぐらいの会話でした。

 夫に相談したら即OKです。

 家ってこんなに簡単に売り買い出来るんだ。一生をかけたデッカイ買い物というイメージですよね。ちょっと驚きでした。

 ポンと現金一括購入です。

 近所の信用金庫の応接室に通され司法書士さんを交えて通帳から通帳へ移動するだけ。じつは相続の時、手続きはわたしが自分でやっていたため、大体のことは分かっていました。騙されているわけではありません。

 その時のお金、じわじわと今の家のリフォーム代に消えています.