夢を抱き続けることは正しい生き方なのか。
世の中は永遠に芽が出ないミュージシャン、作家、芸人であふれています。
夢を見つづけることは「自分には才能がない」という残酷な現実から目をそむけることでもあります。
ドラマ ❝ 未恋~かくれぼっちたち~ ❞ の舞台は漫画編集部なので、夢をかなえた人たち(漫画家)が正義です。
「0から1を生み出す」というのは並大抵のことではありません。
でも、漫画家だけじゃあ本は出せません。それをサポートするのが編集者のお仕事で、誇って良いお仕事です。
主人公の高坂健斗(演/伊藤健太郎)はやる気満々、何なら他人の仕事までやってしまう編集者。❝ サラリーマン金太郎 ❞ 的イケイケヒーロータイプの男です。
しかし彼は小説家になろうとして挫折した過去にこだわっています。
そういう重い部分と、わりと対話に積極的なラテンのノリの部分があります。
たぶん本来は陽キャなんでしょう。
同僚の女性たちとの距離も近く好感をもたれています。
ドラマ視聴はこちら(期限あり)→https://tver.jp/episodes/epa1r06imb
最終回をご覧いただきありがとうございました!
— 未恋〜かくれぼっちたち〜【公式】 (@ktv_fod) March 14, 2025
最終話はTVerで配信中!
ぜひ物語を見届けてください✨
▼ご視聴はこちらから!https://t.co/IFjrg6BB9T#未恋~かくれぼっちたち~
正直もっと編集部内の仕事が観たかったのですがお話は健斗の夢からの卒業と新しい目標への気づき、が中心になっています。
登場する漫画家、と漫画家のひよこたち。
深田ゆず(演/弓木奈於) アンケートトップの売れっ子アイドル漫画家。デジタル
貫井(演/遠山俊也) アンケート連続ビリで打ち切り。自作 ❝ シャドウエイジ ❞ は未完。手描き
本島りん(演/外原寧々) 第2の深田ゆずとして売り出す予定の新人漫画家
星たける(鈴木大河) 編集者から漫画家への道をえらぶ。手描き
同僚でかつて同人だった鈴木みなみ(愛希れいか)も小説で新人賞をとったことがあり、漫画原作をやってみたい、という夢に前のめりな人。
こういう夢追い人に囲まれては夢をかなえられなかった健斗はキツイですよね。
「今の仕事は好きじゃない」とまで言ってしまいます。
でも本心に気づいてないだけなんですね。
動き出したまわりの人々に影響されて、やっと自分をみつけられるようです。
物語は決着をつけず、たぶんこうなるだろうな、と視聴者の想像におまかせして終わっています。希望がもてる、好きな終わり方です。
もちろん(何がもちろんだ)健太郎さん主演なのでプラトニックではない方の恋愛要素もあります。
ここで気になってくるのが現実のアイドル弓木さんとのラブシーンです。
奔放でヤキモチ焼きのゆずの言いなり彼氏の健斗という図式。
ハグやおんぶシーン、同じベッドでの添い寝はOKだったようです。
弓木さん界隈のXも見てみました。
中にはヤキモチを焼いているファンの方もいらしたようですが、おおむね好意的です。
ドラマ ❝ 不適切にもほどがある ❞ にも出てくる、インティマシーコーディネーター。ああいう仕事の人、このドラマにもいらしたのでしょうか。
キスシーンはボヤッと表現されていました。
ドラマ ❝ アシガール ❞ でもアイドル的女優、黒島結菜さん相手だったのでキスはおあずけでした。
あれ?デビュー作で濃厚なキスシーンを演じた健太郎さんはどういう扱いなんでしょう。NGなしの10代俳優?
ところで太陽光の逆光でごまかしたラストのキスシーン。
案外近ごろ見た中では美しくて秀逸なキスシーンだったような気がします。
全話配信(有料)→ https://fod.fujitv.co.jp/title/00tw/