シナリオ始めました

初めてシナリオ書きました。誰かに読んで貰いたいので、ブログで公開します

光る君へ観るまえ観たあと

 

 日本初の流行作家、紫式部の人生を描いた ❝ 光る君へ ❞

 始まるまえは

 「誰が光源氏をやるのか?」

 で盛り上がっていましたが、最後まで劇中劇はありませんでした。

 そもそも、

 「源氏物語をやるのではない」

 と始まるまえから明言しています。

 合戦はないが、セックス&バイオレンス、だと主演の吉高由里子さん(まひろ/紫式部)がおっしゃっていて、吉高流ジョークだと思っていたら意外と本当だったんです。

 ドラマはフィクションで真実ではないものの、光る君へ関連の番組が放送されたり出版物も多く出され、本当の紫式部、本当の藤原道長を知る機会も増えました。

 そのうえでドラマを楽しんでいます。

 以下、最近得た知識。

陰陽師の仕事

 夢枕獏の小説や映画で魑魅魍魎(漢字がむずかしい)と戦うヒーローぐらいの感覚でした。ちゃんとした政府の役人です。安倍晴明(演/ユースケ・サンタマリア)は陰陽寮トップ。

 陰陽師(おんみょうじ、おんようじ)は、古代日本律令制下において中務省陰陽寮に属した官職の1つで、陰陽五行思想に基づいた陰陽道によって占筮(せんぜい)及び地相などを職掌とする方技(技術系の官人技官)として配置された者を指す。中・近世においては民間で私的祈祷占術を行う者を称し[1]、中には神職の一種のように見られる者も存在する。

 出典:フリー百科事典ウイキペディア(Wikipedia

 

 ●猿楽

 美大能楽研究を受講していたわたし。猿楽くらいは知っています。

猿楽 (さるがく、 旧字体: 猿樂)は、 室町時代 に成立した 日本 の 伝統芸能。 能 は 江戸時代 までは猿楽と呼ばれ、 狂言 とともに 能楽 と総称されるようになったのは 明治 以降のことである [1]。 散楽(さんがく、散樂)、申楽(申樂)、猿楽とも書く。 読み方は「さるごう(さるがう)」とも。 演者(狂言含む)は座頭級のものを楽頭、太夫、一般の座員を申楽師、または単に申楽とよんだ。

 出典:フリー百科事典ウイキペディア(Wikipedia

 いや難しいじゃん。TVでやってたやつとちがうじゃん。

 曲芸や物まね、滑稽な寸劇(コント)を大道芸でやっていましたね。昔は政府おかかえだったものが、民間にうつって一般人に親しまれるようになったようです。

 芸能の始まりです。

 ドラマではオリジナルキャラクター直秀(演/毎熊克哉)が政治を風刺した寸劇や舞いを担当しています。

 のちの天才作家であるはずのまひろ(紫式部・演/吉高由里子)が寸劇のストーリーを考えて直秀に持ちこむシーンがあるのですが、つまらない、と一蹴されてしまい、ちょっと可笑しくて笑いました。作風が散楽にむいてなかったんでしょうか。

 

 ●製本

 印刷技術もない平安時代。原本を持っている方から借りて書き写します。

 写し間違えなかったんでしょうか。

 伝言ゲームのように次第に原型とはかけ離れていく、なんてことはしなかったんでしょうか。

 口伝の物語は色々な形に変形していきます。

 昔の紙と墨文字はスゴイです。原型を保ってくれてありがとう、です。

 ドラマの中で中宮彰子さま(演/見上愛)が里帰りの帝へのお土産に源氏物語豪華本を贈りたい、とのことで女房たちが力を合わせて、豪華和紙で製本するシーンがあり、感動しました。作家直筆ではなくて、清書は有名書家(藤原行成・演/渡辺大知)に発注しています。

 源氏物語原本は火事で焼失して残っていないそうです。出稿まえの原稿はどんなだったんでしょうか。

 

 

 ↑ こんなかんじ.

  一か所の間違いもなく、書けたなんてありえない。

 それに十二単衣は飛び散った墨だらけ。髪の毛は手入れするひまもなく、時々かき回すのでぐしゃぐしゃ。

 そんな状態でも、のりのりで書いていたところに、毎日のように道長(演/柄本佑)がやって来て、話しかけるものだから

 「やかましい!あっち行け‼ 殴られたいか、いや、殺されたいかあー」

 すみません。ただの妄想です。