漫画❝うる星やつら❞の一話でこんな話があります。
お金もちのお坊ちゃま面倒修太朗家の温室にてお馴染みの一同がお花見中、ラム(宇宙人っ娘)の持ちこんだジュースが美味と大好評。のんだ全員が何故かへべれけ。
ジュースの但し書きをよく読んでみるとそのジュース、地球人には劇薬と明記されていたのです。
最初は酔ったような症状が出て、それが治まると
劇を始めるーーー
人には演技をするという才能が隠れているのかもしれません。
今はやっていないかもしれませんが、わたしが子供の頃は、毎年学芸会なる催しが開かれておりました。
楽器演奏や、踊り、バトントワリングの発表、なかでも注目されるのが ❝ 劇 ❞です。
どういう経緯で選ばれるのかは分かりませんが小学3年生のとき演者の一人に指名されました。まあ、楽器も踊りもダメなんですけど。
題材はロシアの戯曲 ❝ 検察官 ❞
検察官:作/ニコライ・ゴーゴリ 1836年初演
不正で私服を肥やす役人たちが跋扈する地方都市に政府から検察官がやって来るとの噂が流れ込みます。役人たちは行きずりの若い旅人を自分たちを摘発するためにやって来た検察官と勘違いし、あわてふためきお世辞を言い、賄賂をおくろうとします。旅人が去ってから本当の検察官がやって来るという喜劇。
当時の日本人は結構ロシア文学好きでした。
それを子供向けに分かりやすく砕いた動物の村の出来事にした劇でした。
このお話は「人によって態度を使い分けてはいけない」という教訓にも使われており、当時、大概の子供は検察官は知らなくても、このストーリーを知っていました。
主役は検察官ですが、勘違いされた旅人や、間違って旅人にへりくだり、特別なおもてなしをする村人たちの方が演技力を必要とします。
村人は夫婦設定でわたしは第3村人夫婦のたぬきのホテル経営者の妻を担当。勘違いして旅人をおおげさにおもてなしする役です。
第3村人ですので、第1第2とは違った、ちょっとひょうきんな男子が割り当てられていました。今思うと、わたしもそんな感じで見られていたのかも知れません。
これにはとんでもないエピソードがついていました。
「発表当日舞台で履く、きれいな靴を持ってこい」の指令も聞き流して忘れ、
2時開始を3時開始と勘違いして他の部屋で漫画を読んで待っていたら、スピーカーから投げやりな感じの呼び出しが。慌てて駆けつけるわたし。
あまりの忘れっぷりに怒るのも忘れた先生たち。
「間にあってよかったー」「来てくれてありがとう」「ささ芝居を」
とむしろ感謝されました。
わたしも怒られなかったので落ち込むこともなく、意外と落ち着いてお芝居が出来ました(靴は履いていなかったが)
何か他の人が調子が狂ってとちったような?忘れましたが。たぶんいないわたしの分のセリフを急遽担当させられた人がいたのでは。そして戻ってきたので元通りにされた人がいたのではなかったのか、と思います。ゴメンねーゴメンねー(軽い)
迷惑をおかけした皆さん、あの節は申し訳ありませんでした。
こんな大チョンボをやらかしたにもかかわらず、2年後主役(W主演)に指名されました(金持ちの娘でも美人でもない)
もしや、わたしの高い演技力が評価されたのか(謙虚さがない)
お話は旅人が捨てたボロ靴の妖精2人が虫たちに宿を提供するというファンタジー。
いや、❝検察官❞のが面白いて。他にも❝ベニスの商人❞とかあるやろ。
いやな小学生です。
ボロ靴の妖精の役で、衣装はピーターパンの服がいいんじゃないか、という事で、もう一人の子と一緒に近所の布屋さんに買いに行ってそれぞれの母親が仕立ててくれました。

わたしもかつてピーターパンだった、と言えるでしょう(言えない)
なぜか母親が今度こそはと大乗り気です。
4つ上の兄は小6のとき、火を発見する第3村人(縄文人)の役をやり、たった一言のセリフなのに緊張のあまり声が裏返ってしまって、大爆笑を誘ったという面白エピソードを持っています。
ステージママの素質があったのかもしれません。
授業のほかに学芸会の指導までやらされる先生の負担は大変だったと思うのですが、結構のりのりで、大監督きどりで、
「あくびが不自然すぎる、やり直し!」
などと、わたし達にミュージカルアニーの子役のような高い演技力を要求してきます。
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— 中京テレビクリエイション/エンタメ公式 (@ctvcreation) June 13, 2025
❤6/14(土)13:30~特番放送❤
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丸美屋食品ミュージカル『#アニー』
6/14(土)13:30~中京テレビ「#シューイチ」特番放送予定❗️
今年のアニーオーディションに完全密着❗️
これを見れば、今年のミュージカルアニーがもっと楽しめる❗️… pic.twitter.com/XSNIsedj7R
まあこんな大変な仕事、先生も楽しんでいてくれていたのならOKです(すみません)
これで
「わたし、お芝居が好き」
とはならず、勘違いして待っていた時間に読んでいた漫画のとりこになったのがわたしと言うものです。※あくびの真似だけは上手くなりました。