シナリオ始めました

初めてシナリオ書きました。誰かに読んで貰いたいので、ブログで公開します

春はあげもの


 いや、「あけぼの」

 源氏物語の作者紫式部の人生を描く大河ドラマ ❝ 光る君へ ❞

 一条天皇の御世も描かれるので、中宮定子の女房、清少納言(演/ファーストサマーウイカ)も登場します。

 

 初登場の回は「出た」

 と大喜びしていたわたし。

 あふれる教養を全く隠さない、気が強くて、ある意味おおらかさ全開の女性として描かれています。画策ばかりの貴族社会でむしろ小気味良いほどです。

 古典の授業でもおなじみの ❝ 香炉峰の雪 ❞ の回では、その知識のひけらかしっぷり調子に乗りっぷりを、ドヤ顔で表現。ウイカさん、絶好調です。

 ※たぶんほかの女房たちも知っていたと思いますが奥ゆかしく行動には移さなかった

 過去、まひろ(紫式部 演/吉高由里子)も倫子のサロンで漢字の相方さがしゲームで独り勝ちをして浮き上がり、失敗していますけどね。

 教養なんてひけらかさなかったら、学んだ意味もない、どこかで使わないと(持論)

 …嫌われますけどね。

 

 もし紫式部清少納言が出会っていたらどうなっていたのか、を実現してくれている今期の大河ドラマですが、二人の性格の違いも次第にはっきりしてきます。

 陰と陽。と言われていますが、実際出会っていたら、読んだ書物の話や貴族たちの容姿、教養をネタ(主に悪口)に盛り上がっていたのではないか。

 ちょっとワクワクしますね。 

 本物の紫式部は本人の日記「紫式部日記」に

清少納言こそしたり顔にいみじう侍りける人。

 枕草子の作者の清少納言は教養も浅く、何でも素敵、ダメって表現する、自分は特別な感性を持っていると思い込んでいる人。そういう人は調子に乗ってろくな人生送らないから!

(訳の訳 /toyoda順子)

 と酷い事を書いています(作家だけあって、切り口が鋭い)

 読んだ人のほとんどは清少納言の浅さより、紫式部性格悪っ、と思ったでしょう。

 

 藤原道綱母蜻蛉日記の愛読者だった紫式部。書いてある言葉の裏を読み取れるような奥深さを求めているのでしょう。なんでも素敵、それはイヤ、と感性だけで勝負する清少納言が気に入らないのも無理はないかもしれません。

 でも、あの煌くような感性を理解しないのは残念です。

 

 この悪口がまさか1000年後にまで残るとは。

 ただ、その後で自分のことも十分に自己批判しています。結局面白いところだけ切り取られるのです。

 一方清少納言ですが

 「似げなきもの」

 「下種の家に雪の降りたる」「また月のさし入りたるも口惜し」

 豪奢な家に降る雪はきれいだけれど卑しい身分の人の家に降り積もるのは似合わないしぃ、月明かりが貧しい庶民の家にさすのもなんか気に食わない。

 訳の訳 /toyoda順子

 コラ!

 1000年後まで残ることをお忘れなく。