人から自分の家を汚屋敷などと呼ばれたらいやですよね。
ある日突然汚屋敷になるわけではありません。
最大の原因は雨漏りです。雨漏りに気づいたら速攻修善やさんにたのまなくてはなりません。放っておくと被害がドンドン拡大して高くつきます。
ウチは毎年というくらい屋根の修善をお願いしています。費用は15万円ていど。おまけに天井に雨漏りのシミが増えていきます。
屋根そのものを葺き替えるべきなんでしょうが、いっそもう建て替えようか引っ越そうか、悩んでいるうちにダラダラと時が過ぎていきます。
屋根を直してもらうと、悩みも忘れてしまいます。
便もそんなに悪くない中途半端な田舎です。
景色はいいし、住み心地も悪くないんですよね。冬は広すぎて暖まりませんが、日本家屋なので襖で部屋を細かく仕切れます。
逆に夏は全部襖を外すとかなりの広さです。
真夏に2階の窓を全開にすると、風が入って来て快適です。
悩みも吹き飛びます。次の雨漏りまで思い出しません。
Googleマップで見るわが家は庭の木が密集しています。
Googleさん、もう、木は1本しか残っていませんよ。
ウチの輩が全部抜いてくれました。人力です。
以前はわたしが木に登って枝を切り落としたり、それを細かく切って袋に詰めて出していたのですが、また生えてきます。
間引くか。
15本ほどあった木を毎日一本づつ切っていきます。
体操の合間にギコギコ。お昼を食べてギコギコ。
自分の胸の高さまで木の幹を切りました。頑張ればまあまあ切れる太さです。
切った枝、幹がうず高く庭に積まれていきます。
枝はゴミとして出せる長さに切って出していたのですが、出し切れない分が段々たまっていきます。
すると町内会で庭の剪定木を持って行ってくれるという清掃の日があったので1/3ほど持っていってもらいました。さすがに一度に持っていってもらうのは気が引けました。3回に分ければいいや。
半年に1回ですけれど。気は長いんです。
太い幹の木が3本残りました。
幹だけ残した細い木も、木どうしの根っこが絡み合って根っこ付近を掘っても掘っても終わりません。根っこが永遠に続くのかと思いました。
もう、全部抜くしかないね。
自転車に夢中の息子が急にやる気を出したので、じゃあ抜いて、と速攻頼んどきました。
わたしはYoutubeで根っこの抜き方動画を何本も見ています。腕の太いアニキたちが物理の力を利用してハァハァいいながら抜いている動画です。60代のオババが木の根っこを抜いている動画など見た事がありません。
しかし息子は物理の力、ほぼ利用しとらん。
さすが無謀な輩です。休みごとに抜いてくれて、1本だけ残してもらったモミジを残して全部の木の根っこが無くなりました。
わたしが泥を洗い流して乾かしたら、積みやすい大きさに切り分けてくれて、処分場に持っていってもくれました。
ありがとう、息子よ。誕生日のプレゼントいらないよ。