２０２４年版のランドセルがいつのまにか発表されていました。
それに合わせて購入時期もどんどん早くなっていきます。
何なら、今年入学するのにまだ買ってない、のんきなお宅も１周遅れなのに、いま新作が選べます。
世の中の馬鹿馬鹿しさに拍車がかかって来ました。
対象になるお子さま関係者以外何の興味も持たれないであろうジャンルに目が止まるわたし。余計な知識まで取り入れると脳が混乱するそうですが…
だって年中やっていますよねＣＭ。天使の羽が生えてたり（あくまでイメージ）Ａ４のクリアファイルが入ったり。
背負うお子さんも１年生と６年生のモデルさんです。
６年経ったイメージを見てください、という所でしょうか。異常親切社会です。
ランドセルもわたしの子供たちのころと比べてカラフルになりました。
ちょい前まで、色も女子は赤、男子は黒
と決めつけられていました。
決めつけられなくても同調圧力社会の一番最初の経験がすでに始まっていたので、違う色をえらぶ子はいなかったでしょう。
ランドセル人気ランキングを見ると今どきの女子の好みはピンクではなく藤色です。上位がブルー系、もちろんピンクもあります。
値段をみたらランドセル高っ！
７万円超え（ひぃぃぃ）
一生に1度だからジジ・ババはお金出します。
ひとの弱みにつけこんできますねえ。
孫の時には、濃いローズピンクを買いました。（ 婆馬鹿なのでランドセル代は出しましたが選んだのは娘と孫 ）当時の流行だったと思います。
そう言えば、名探偵コナンの ❝ 見た目は子供、中身は大人 ❞ の灰原哀さんは茶色の渋めのランドセルでしたね。ランドセルに個性が出ます。
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男子の方が黒か紺、濃い青くらいで選択肢は狭いのですが、何も男子用、女子用と決まっているわけでもありません。好きな色を選べば良いのです。
でもわたしが小学５、６年生のとき、ほとんどランドセルなんか背負って行きませんでした。
男子はナップザック、女子は手作りの手提げ。
ランドセル持って行く日もあるにはありました。
ランドセルの場合、色んな付属品がついていて、３０センチの竹物差しを隙間に挟み、何かフックが付いていたのでアルミのコップを付けていました。使いもしないのにいつの間にかボコボコです。竹物差しも物差しとしては１度も使いませんでした。
狭い隙間のモノを取ったり、バトントワラーの真似をしたりはしました。
男子はチャンバラをしたり誰かを撲っていたかも知れません。
第２ポケットもあったので特に要らないけれど小ノートを入れていました。
小ノートには時間割だけ書いて、以降は白紙です。ただただ普通サイズを小さくした小ノートが可愛かったから持っていました。友達は普通ノートと全く同じ内容を小さい文字で再現していました。ミニチュア感覚です。
凄いけど、そんな情熱があったら勉強に回せば秀才になってたのに。
多機能筆箱も流行っていたので、７色ボールペンやちっとも消えない香り消しゴム（おもに匂いをかぐ)、ちゃんと消える消しゴム、ボンナイフ（鉛筆を削るための子供用小刀です）手動鉛筆削り、メモ用紙、シャープペン、サインペン、アダプター付き鉛筆、コンパス、分度器、三角定規、クリップ、星や丸三角が書ける分度器つき定規などを入れていました。馬鹿なので、ところどころ用途が二重にかぶっています。
↓ こちらがコンパクト鉛筆削り 写真は老舗の中島重久堂
↓ ボンナイフです。小学生全員持ってました（推定）
昔の文具紹介コーナーみたいになってきました。
全部必要なわけではないですが、入れなければ多機能とは言えないので仕方ありません。
笛ブームで、❝ アマリリス ❞ を吹きながら帰るため、縦笛も入っていた時期も。
結構重くなるので教科書は学校に置いて行きました。
そのうち、ランドセルさえ持って行かなくなるわけです。
ランドセルが嬉しいのは、学校に入学するまでです。
今、ランドセル重たすぎる問題が社会問題になっています。
布製でいいのではないのか？と。
７万円もするもの、ジジババから買ってもらえない家庭もあります。
いや、最初から強制ではなかったはず。
人と違う格好がしたくないだけです。
全員、てんでバラバラの鞄で登校するべし、とお達しがあるまで入学式にはランドセルなんでしょうかね。
