シナリオ始めました

初めてシナリオ書きました。誰かに読んで貰いたいので、ブログで公開します

話を聞かないかわりに、地図が読める女

 母親の意外な才能に驚いたことはありませんか。

 わたしが小学生のころの話です。

 母が人生初の電動ミシンを購入して、ミシン教室のチケットを貰いました。

 わが家は商店街にあり、母はお茶の店舗を経営していたため留守に出来ない、という理由でわたしに代わりに電車に乗って街中へ行けというのです。

 チケット勿体ないからー。

 小学生ですよ、わたし。などと言った事はありません。

 出来るんじゃないかなぁー。

 大体それでその後の人生も乗り切っています。

 街中なら母や兄と行ったことはあります。やればできる子です。

 場所を知らないので地図を描いてもらいました。

 ヒドくへたくそな地図です。しかし、わたしの行ったことのある有名書店、映画館、信号機が目印に描かれています。

 母をなめていました。信号機の位置まで的確です。

 その後人生で何度か母に地図を描いてもらいましたが、一度も間違ったことがありません。 

アラン ピーズ (著), バーバラ ピーズ (著)  形式: Kindle

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 代わりに全く人の話を聞きません。

 両方備わってたら良かったのに。

 ミシン教室では他のお母さんがたに混じってバッグを縫ったり、パーツを付けてアップリケを電動で縫わされたり。

 ミシン初心者ですよ。

 わたしもわたしで、調子に乗って家で友達にバッグの作り方を教えたりしました。

 さらに母に馬鹿デッカイ布を渡され、

 ソファーのカバーを作ってと言われました。

 作ったけど…上手じゃないけど…使ってくれました。

 今思うと、ウチの母親の子育て法凄い。

 

 それから何十年。ボケてるのかどうなのか分からない年齢になって、新しく出来たスーパーへの近道を地図に描いてくれました。

 間違いなかったです。