シナリオ始めました

初めてシナリオ書きました。誰かに読んで貰いたいので、ブログで公開します

二人の料理人(最終回)

 

二人の料理人 後編                     

 

暗転:

 カッコイイ曲。

 料理スタジアムにタキシード姿の司会者が立つ。

MC「混戦の料理戦を勝ち抜いて来た勇者共よ、出てこいや~!!」

 三人の料理人が登場。

MC「そして迎え打つはこの3人、」

 3人の審査員にスポットライトが当たる。

 

MC「審査員和食 ミスター味っ子

 子供審査員。

小次郎「キャーかわいい~」

 手を振る小次郎。

 子供審査員、はにかみながら 手を振り返す。

武藏「おい、自由だな」

MC「洋食 めいたいけんオーナーシェフ MAXなんちゃら」

 凄い色黒のシェフ登場。

小次郎「MAXきゃっほー」

MAX「MAXきゃっほー」

MC「グルメ評論家 Watabe ken」

 全員無表情。

 Watabe立ち上がって。

Watabe「おい、何でだよ!」

 

MC「挑戦者 さすらいの出張料理人 横浜武蔵!」

 包丁を2本掛け合わせ不敵に笑う武蔵。

 

MC「YouTuber料理人 伊藤小次郎!」

 長刀を舐める小次郎。

小次郎「いててて」

MC「止めろや危険な真似は!」

 

MC「最後はガチ普通サラリーマン 鈴木浩介!」

 普通にお辞儀。スーツにエプロン姿。

MC「誰?」

鈴木「さっき通りかかった、ここの局員です」

 MC、アシスタントに詰め寄る。

アシスタント「急遽なんで許してください」

 MC、舌打ち。気を取り直し

MC「1回戦、弁当対決!始め!」



暗転:

MC「さて挑戦者達の作品を見て行こう、1人目普通サラリーマン鈴木!」

卵焼き、ミニハンバーグ、ウインナー、茹でブロッコリー至って普通の弁当。

MC「このハンバーグは手作りですか」

鈴木「冷凍です」

MC「番組潰す気かぁ~!」

 

 続いて伊藤小次郎。超小さい弁当箱を出す

MC「小っちゃいですね」

小次郎「題してコビトさん用ナノ弁当箱なの」

MC「… 何だろう、技術は凄いのにハラしか立たない」

 

 続いて横浜武蔵。超豪華な三段お重。

武藏「一段目鮑、伊勢海老等、二段目松坂牛、トリュフ、三段目筍御飯!下準備に23時間掛かった」

MC「下準備って反則なんじゃあ、それに材料費にいくら掛けてんだ」

武藏「10万円程」

MC「馬鹿だ、お前ら絶対馬鹿だ!」

武藏「フッ、知らんのか、イケメンのほとんどが馬鹿だと言う事実を」

小次郎「ナノ弁当がどっかへ飛んでったぁ」

 画面を見て頭を抱えるディレクター

D「何とかしろ!このままじゃあの普通のオヤジが勝っちゃうだろ、武蔵小次郎対決がぁ」

AD「しょうがないでしょう、本来の出場予定の挑戦者達がマリファナパーティやって捕まっちゃたんだから。全国86位と88位とうちの局員対決ですよ」

D「あいつら、そこそこ料理出来たはずなんだがな」

AD「破天荒なんですよねやることが。大人の手綱ついてないから。失敗させます鈴木に」

 しかし、間に合わず3人の審査員が鈴木の旗を上げる。

 

暗転:

MC「2回戦ジャンク料理!」

 カッコイイ曲

解説の声「おおっこれは武蔵不利かぁ」

解説アシスタント「あの人ジャンクの意味すら知らなそうですからね」

 切り替わって会場。

武蔵「俺には秘策がある。取りあえずパンを焼くとするか、4時間程掛かるがな」

MC「止めろ~い」

鈴木「行列の出来るパン屋さんに買い出しに行って来ます」

 フジパンの景品のエコバッグをだす鈴木。

小次郎「僕はヤマザキ春のパンまつりのお皿集めてるからヤマザキパンにしよっと」

MC「ついでか。この仕事は皿集めのついでなのか!おい、おまえら」

 5時間後

MC「さて挑戦者鈴木の料理から」

鈴木「いやあ料理と呼べる程の料理では」

 サンドイッチを見せる。

鈴木「行列の出来るパン屋で買ったパンに隣の卵焼き専門店で買った厚焼き卵をサンドしました」

MC「本当に料理と呼べる程の物じゃないな!」

鈴木「でも美味しいでしょ、凄いでしょ」

MC「行列のできるパン屋と厚焼き玉子屋がな」

 

 続いて小次郎。

小次郎「はい!おにぎりサンドです。サンドイッチの中味がおにぎり!」

MC「おにぎりの具は」

小次郎「ちっちゃなサンドイッチ、そのサンドイッチの具がおにぎり!エンドレス~ほら。ほらほらほら」

 MCが殴りかかろうとして取り押さえられる。

 

 そして武蔵。

武藏「もうちょっと待ってくれ、パンが焼きあがった所だ。具のチャーシューに味も染みとらん」

MC「5時間待ってますけど?てめえ制限時守れ~!」

 

 審査員の旗は全員鈴木。

 

暗転:

MC「さて第3戦!身体にイイ朝食!」

 小次郎がガッツポーズ。

MC「貴様、もう変な物作るなよ!」

小次郎「ふふふ、それはどうかな」

MC「どうかな?じゃないだろ。武蔵くん、今のところ全敗ですが勝算は?」

武蔵「必ず勝つ!」

MC「小次郎くんは?」

小次郎「得意分野得意分野!負ける気しないし!」

MC「鈴木さんは」

鈴木「2勝してるんだから私の勝ちでは?」

MC「最終戦は3ポイントです。最終戦に勝った人が勝ち」

鈴木「… ああそう来たか」

 

暗転:


MC「お待たせしました最後の勝負は朝食対決、まずはミスター鈴木」

鈴木「私の朝食は意表をついてアメリカ風」

MC「コーンフレークやないかい!」

鈴木「いえフルーツグラノーラです!inスーパーで買ったヨーグルト」

MC「おーい、賞金少な過ぎたんじゃねえかあ」

 

 続いて小次郎。

小次郎「トマトって体にイイですよね」

MC「ん、やな予感」

小次郎「まず乾燥トマトの出汁にミキサーにかけたトマト汁、称してトマト味噌汁、具は3色プチトマト。御飯の代わりに刻んだトマト。ヘルシィーー、生トマトジュースを添えて」

MC「シェフのお薦めランチみたいに言うんじゃねぇ」

武蔵「フッ、勝ったな」

武蔵「貴様はトマトに頼り過ぎだ、これを見ろ!」

 豪華な旅館の朝食セット。

MC「いや豪華ですけど何か新しい物が何もないって言うか」

武蔵「朝食とはそう言う物なり。毎日出して飽きない事が大事なのだ」

MC「尤もらしい事言ってますけど、こんなの毎日出せませんよ、面倒臭くて、あんた1時間かけたでしょう」

武蔵「いかんのか」

MC「何開き直ってんのあんた、武士か」

 

暗転:

MC「さて、運命の第三戦、勝者は」

 

 ドラムロール。

 旗は小次郎に挙がる。喜び跳ねる小次郎。

 

小次郎「ワーイ勝った勝った!賞金ちょーだい!」

 司会者から賞金をふんだくるとサッサと帰ろうとする。

MC「待てい、もっと余韻を持たんか!」

鈴木「ま、負けた…」

 悔しがる鈴木。

MC「あんた悔しがる程の事してないだろ」

武蔵「小次郎、これで勝ったと思うなよ!」

小次郎「勝ったよね、俺?」

MC「うん、勝った、ハラ立つけど」

武蔵「これは負けじゃない、勝つ途中だ」

MC「すんごい負け惜しみ」

 呆れるMC。

 洋食のMAXキャホーに小次郎がスカウトされている。

武蔵「いやいや師匠誘うなら私でしょう」

MAX「だって何か気が合うんだもん」

 すっかり小次郎がお気に召したMAX。

MC「こいつ、料理界を震撼させますよ」

小次郎「え?俺そんなに凄い?」

MC「いや、ダメにするって意味で」

鈴木「参加賞下さい」

MC「テレビに出られた思い出を有り難く胸にしまっとけ」

 

 エンディング曲をバックに

〇TV局 外(俯瞰)

 寂しく歩き出す武蔵。追いかけてくる小次郎、戸塚。

武蔵「放っといてくれ。古臭いといわれた… 時代遅れだと」

小次郎「そこまで言われてないよ、新しいものが一つもないって言われただけで」

戸塚「追い打ちをかけるー」

小次郎「そりゃ俺みたいに料理界の革命児とは言われなかったけどさあ」

戸塚「そんなこと言われてないだろ」

小次郎「気にすんな、才能のかけらもないクソ野郎、ブタ野郎とは言われたけどそんなに悪くないから」

戸塚「ひ、酷い」

武蔵「うるせえぇいきなり上から目線か!お前はもっと気にしろ!」

小次郎、戸塚「お、立ち直った」

 

 キッチンカーで店をきり廻している2人。女子に大人気。

 武蔵がボイパを始めたとたん一人もいなくなる。

 

 戸塚も交えて大騒ぎしてYouTube撮影する3人。

 

~終わり~